〔映画の部屋〕密かな復讐に寄りそう、湊かなえ原作の傑作映画『未来』
永田浩三(ジャーナリスト・武蔵大学名誉教授) 映画『告白』の怖さに震えたのはもう16年も前のこと。湊かなえという作家の原作の映画はどれもすごい。今回もきっとさまざま仕掛けが施されていることを期待して観た。 原作の小説は、10歳になる主人公の佐伯章子が、20年後の「大人章子」から励ましの手紙をもらい、折々に独白のような返事を書いていくという筋書きになって...
中学生の部活動「地域展開」、困窮家庭の8割が「負担増」
NPO法人が困窮子育て家庭の調査結果を発表 <竪場勝司> 部活動を学校から地域の民間クラブなどに移行する「地域展開」が、困窮家庭の保護者たちの8割にとって「負担増」になっている――こんな実態が、子どもの貧困問題に取り組むNPO法人「キッズドア」(渡辺由美子理事長/写真中央)が5月15日、東京都内で記者会見し、明らかになった。 急速な少子化が進む中、子ども...
「陽キャ」高市首相の改憲という野望〜イスラエルと似る日本
<林田英明> 「時は来た」と4月の自民党大会で声を高める高市早苗首相は、改憲の野望をあらわにした。ウソにウソを重ねて政権のトップに位置した彼女は日本をどこへ導くのか。 ●自己本位の解散で圧勝 そもそも1月の記者会見で「高市早苗が内閣総理大臣でいいのかどうか、いま主権者たる国民の皆様に決めていただく」と意味不明の理由で自己本位の解散総選挙を断行した。すでに...
緑とくらしを乱開発から守るシンポジウム開催〜小池都政にNO!
<大場ひろみ> よく晴れて気温が急上昇した5月17日、専修大学神田キャンパスで「未来の東京を一緒につくるために―緑とくらしを乱開発から守るシンポジウム」が開かれた。昨今東京で多発する再開発や大型公共事業により、地域の住環境や緑が破壊される事例が相次いでいる。これに疑問を持ち、地域で活動する38団体が結集し、31団体が展示、33団体がレセプションを行った。展...
5.15 阿佐ヶ谷ペンライト大集会に1500人〜広がる「平和の声」
国会前だけじゃないよ!杉並でもやるよ!と呼びかけた「戦争反対!憲法変えるな!」5.15阿佐ヶ谷ペンライト大集会には、1500人が集まった。「光の革命」は確実に広がっている。主催者挨拶をした永田浩三さんは、FBに以下のコメントしている。・・・阿佐ヶ谷駅前・ペンライト集会、1500人。準備も含めて、みんなほんとうによく頑張った。大成功。お疲れさまでした。音響の...
国家は個人の心を縛るな!〜「国旗等損壊罪」反対!官邸前アクションに130人
<那須研一(学童支援員/「国旗等損壊罪」反対連絡会事務局)> 5月15日(金)19時半、官邸前。原発推進の高市政権に対して「原発いらない金曜行動」の怒りのシュプレヒコールが炸裂。「このあと『国旗等損壊罪』反対!戦争反対!高市やめろ!抗議アクションやります! 5分でもいいのでこのまま残ってください!」と私。 「反原発」から引き続きとどまる人に、退勤後駆けつ...
「自転車配達は安全教育ではなく懲罰だ!」~郵便配達員がチラシで訴える
<堀切さとみ> 軽微なミスをしただけで、自転車での配達を命じてきた日本郵便。猛暑の中フラフラになりながら、バイク配達と同じ量の郵便物を自転車で。「これは懲罰ではないのか?」 多くの郵便配達員が苦しんできたこの問題を、昨年から『懲罰自転車』として新聞やテレビがとりあげるようになった。告発したのは成城郵便局員の永井晃彦さん(48)。永井さん自身、昨年8月に二...
東京東部労組:原町成年寮で組合結成!〜働き続けられる職場を求めて
<東京東部労組 須田光照> 以下、労組結成の報告です。【労組結成】東部労組原町成年寮支部が結成!職員と障害者の権利を守ろう!知的障害者を対象にしたグループホームや作業所の職員らが全国一般東京東部労組原町成年寮支部を結成し、4月21日に第1回団体交渉を行いました。組合結成は、葛飾通勤寮などの障害者福祉サービスを地域で展開している社会福祉法人原町成年寮(本部:東...
街から多国籍料理店が無くなる日〜「経営・管理ビザ改悪ストップ」院内集会開かれる
<白石孝> 5月13日午後、国会・参議院議員会館で「店も街もつぶす!経営・管理ビザ改悪ストップ院内集会」が開催され、115人が参加(オンライン約70人)した。 実名で登壇した元インドカレー店経営者は、「30年前に来日し、苦労してお店を開店、だけど、もう出来なくなった。おまけに高校生と中学生の子ども二人は、日本で育ち、日本語で生活、通学している。インド...
〔週刊 本の発見〕もう一つの世界を可能にするのは「ダメ人間」
<評者:根岸恵子> 毎木曜掲載・第435回(2026.5.14) 『だめ連の働かないでレボリューション!』(神長恒一 ぺぺ長谷川 ちくま文庫) ロンドンにいる。カプセルホテルのアナグラに潜って、これを書いている。ダメという言葉に敏感な私は、子供の頃から親、学校の先生、友達とは言いたくない同級生から、「ダメな奴」と言われ続けた。だからその言葉には抵抗がある。...
〔映画の部屋〕『霧のごとく』~台湾の弾圧の歴史を抒情豊かに描く
永田浩三(ジャーナリスト・武蔵大学名誉教授) 英語の表題はA FOGGY TALE 霧のかかったお話とでも言おうか。長い戦争が終結し、日本の植民地時代が幕を閉じたにもかかわらず、今度は、国民党政権がさまざまな抵抗勢力を弾圧し白色テロを行う。先行きは深い霧に包まれ見渡すことなどできない。この映画は去年から今に至るまで、台湾では空前のヒットなのだという。ストー...
「皇位継承」議論の陥穽と「安心・安全の天皇制」「慣性の天皇制」
アリの一言 「皇位継承」をめぐる議論が山場を迎えようとしています。この議論の進め方の危険な特徴は、「立法府の総意」の名のもとに異論を許さず、新たな大政翼賛体制をつくろうとしていることですが(4月17日のブログ参照)、もう1つ、重大な特徴があります。 それは、「皇位継承」の前提である(象徴)天皇制の存続自体の是非がまったく議論の対象になっていないことです。...
報告 : 5.12 市民総監視の国家情報会議法案通すな!緊急ペンライト行動
<近藤徹> 5月12日夜7時、国会議員会館前・国会図書館前を色とりどりのペンライトが取り囲んだ。「市民総監視の国家情報会議法案通すな!緊急ペンライト行動」に参加した市民たち1300人。それぞれの真剣な表情がペンライトに照らされている。 国家情報会議設置法案は、衆議院本会議で可決され、参議院で5月中にも強行されようとしている。衆院では、自・維・中道・国民民主・...
太田昌国のコラム : ケン・ローチ監督の映画とひととなりをめぐるメモ
●第112回 2026年5月12日(毎月10日) ケン・ローチの最新作『オールド・オーク』(原題 “The OLD OAK”、2023年/イギリス・フランス・ベルギー合作/英語・アラビア語)を観た。舞台は、イギリス北東部、ダラム近くのイージントンのようだが、特定されてはいない。前二作『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年)と『家族を想うとき』(201...
パリの窓から : フランス2027年大統領選挙にメランション出馬
第106回・2026年5月11日掲載 5月3日の夜、フランス民法テレビTF1局のニュース番組のインタビューで、フランスの左翼第一野党服従しないフランス(LFI)の創立メンバー、ジャン=リュック・メランションは2027年春の大統領選への出馬を表明した。フランス第五共和政の大統領の任期は5年、再選されればもう一期だけ務められる。メランションは2012年に左の...
































