〔映画の部屋〕『ナースコール』~かけがえのない感情労働の日々
永田浩三(ジャーナリスト) すごい映画を観た。ファーストカットからラストまで、息もつかせぬ92分。スイスでは4週間連続で興行成績1位に輝き、国際的な映画賞を総なめにする勢いだ。 舞台はスイスの州立病院。主人公・看護師のフロリアは、休暇明けで遅番のシフトに入る。邦題は『ナースコール』だが、原題は『LATE SHIFT』、まさに遅番という意味だ。 オープニングタイトルは、洗濯が終わったナースの制服が...
大分に大型弾薬庫、熊本に長射程ミサイルがやってきた
3月に大分(陸自敷戸分屯地)に大型弾薬庫が建設、熊本(陸自健軍駐屯地)に長射程ミサイルの配備がされるとのマスコミ報道を受け、現地に行ってきた。 大分敷戸分屯地(大分県大分市)、JR大分駅から車で20分ほどのところにある街の中の自衛隊基地である。小学校と山ひとつ、保育所とは生活道路一つへだてたところに弾薬庫を持つ陸上自衛隊分屯地がある。ここに、長射程ミサイルに使用する大規模弾薬が3月に運び込まれると...
福島事故被害は終わっていない!〜「さよなら原発 in 三角公園」に250人
<川邉 隆(北区労働組合連合会議長)> 3月8日、王子駅前の三角公園において「さよなら原発」行動が行われました。市民や労働組合、地域の議員など約250名が参加し、福島原発事故の教訓を忘れず、原発に依存しない社会の実現を訴えました。 最初に発言したのは、FoE Japanの満田夏花(みつた・かんな)さんです。満田さんは、新潟県の柏崎刈羽原発について、制御棒トラブルなどの問題が指摘されているにもかかわ...
放置された「万博工事費未払い」〜被害者の会代表は訴える
<かわすみ かずみ> 2025年10月13日、大阪関西万博は閉幕した。吉村知事は「万博は成功した」とアピールを続け、運営費の黒字が300億となったことを強調した。跡地活用として大屋根リングを保存することを訴え、そのために運営費の黒字分を使うという案も出た。その陰で、万博工事費未払い問題の被害者らは放置された。実質的な対応がないまま、倒産や一家離散という状況に追い込まれた多くの人々がいる。事件発覚か...
私たちはウィシュマさんを忘れない!〜命日の3月6日に追悼アクション
「私たちはウィシュマさんを忘れない!」ウィシュマさんの命日3月6日追悼アクション報告、及び次回3月11日(水曜)の裁判のお知らせ(3/8 小野政美) おはようございます。「3.8国際女性デー」の日曜日の早朝、失礼いたします。今朝も、ガザジェノサイド、イランへのアメリカ・イスラエルの空爆が続いています。名古屋の街は花の好きだった亡きウィシュマさんに届けとばかりに、名残の梅の花、沈丁花(じんちょうげ)...
フクシマを忘れない! 原発ゼロの未来へ! 再稼働反対!~とめよう原発全国集会
<近藤徹> 福島第一原発の悲惨で過酷な事故から15年。春の強風が吹き荒れる3月7日午後、今年も「とめよう原発全国集会」が代々木公園で開かれ、8500人が参加した。私は「フクシマを忘れない!」思いを胸に毎年欠かさず参加している。 オープニングライブでは李政美さんの美しい澄みきった歌声に魅了された。主催者代表挨拶で鎌田慧さんは、高市政権の下で今年の集会が特別な意味を持つ節目の再出発となると訴えた。メイ...
原発避難計画は何のために作られるのか~調査報道記者・日野行介さんが語る
堀切さとみ 福島第一原発事故から15年。国は原発ゼロではなく、再稼働の方向に舵を切っている。2015年の九州電力・川内原発を皮切りに、この2月にはついに東京電力が柏崎刈羽原発を再稼働させた。再稼働の条件のひとつが「住民避難計画をつくること」である。 3月6日、ギャラリー古藤で開催されている江古田映画祭で、調査報道記者・日野行介さんの講演が行われた。題して「原発再稼働のための避難計画のインチキ」...
私たちは“モノ”じゃない!〜無権利・人権侵害の実態「非正規公務員」が訴える
3月4日夕方、非正規公務員の人事評価を問う院内集会が、参院議員会館で開催された。使い捨てでボロボロにされている「会計年度任用職員」の当事者が覆面をかぶって思いを訴えた。その姿は度肝を抜いたが、彼女たちの置かれた現実を可視化するものだった。顔を出して声を上げることさえできない状況なのだ。国や自治体で働く「会計年度任用職員」の8割は女性だが、彼女たちには産休・育休は実質的に認められず、人事評価を悪用...
核兵器をなくす、それが日本の安全保障
市民団体が国家安全保障戦略の見直しで提言 <竪場勝司> 一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」(以下:日本キャンペーン)は3月5日、東京の参議院議員会館で院内集会を開き、高市政権が見直しを進めようとしている日本の国家安全保障戦略に関しての提言を発表した。提言は「核兵器をなくすことが、日本の安全保障につながる」として、安全保障の手段として核軍縮を打ち出すことや、非核三原則の堅持を求めている。...
フランスからの呼びかけ〜国際ネットワーク「今こそ平和を!」の形成を
日本も世界もどんどんひどい状況に進んでいます。フランスの左翼野党の第一党「服従しないフランス」(LFI/写真はロゴ)から平和への呼びかけが数カ国語で出ました。https://lafranceinsoumise.fr/2026/03/04/appel-pour-la-paix-lonu-et-le-droit-international-la-paix-cest-maintenant/ 以下、日本...
米・イスラエルは即刻、イラン戦争を止めよ!〜戦争は長期化し、アメリカは敗北する!
児玉 繁信 <全労協全国一般 福山ユニオンたんぽぽ 執行委員> 1) 米・イスラエルは即刻、イラン戦争を止めよ! 2月28日朝(イラン時間)、イスラエルと米国はイランを突然攻撃し、ハメネイ師をはじめとするイラン政府・軍指導者を殺害した。また、イランの軍事基地、ミサイル基地を攻撃した。さらに、南部の小学校を攻撃し女子生徒100人以上を殺害した。米国とイスラエルの攻撃には何の正当性もない。 しかも...
〔週刊 本の発見〕復権を虎視眈々と狙っていた原子力ムラの実態
<評者:黒鉄好> 毎木曜掲載・第425回(2026.3.5) 『それでも日本に原発は必要なのか?』(青木美希 著、文春新書、本体1,000円、2026年2月) 福島第一原発事故からまもなく15年。今年は、1986年のチェルノブイリ原発事故からも40年となる。吹き飛ぶ原子炉、首相官邸前に結集した20万人のデモ隊を見て、これで原発の時代も終わると誰もが思ったはずだ。 今、振り返ってみると、あの...
































