〔映画の部屋〕南北分断の根っこを掘り起こす力作~『済州島四・三事件 ハラン』
永田浩三(ジャーナリスト・武蔵大学名誉教授) 78年前、韓国・済州島民が巻き込まれた残虐な出来事、「済州4・3事件」は韓国社会で長い間タブーとされてきた。 映画は、島の最高峰・ハルラ山に連なる急峻な山や暗い洞窟を舞台に、討伐隊から逃げ続ける母と娘のスリリングな物語。 ハ・ミョンミ監督は済州島に移り住んで10年。全ての撮影を島の中で行った。 作品を何より魅力的にしているのは、天才子役と言われたキム...
反貧困全国集会「焼け野原の時代から希望を紡ぐ!」を開催
<瀬戸大作>2026年反貧困全国集会「焼け野原の時代から希望を紡ぐ!」を開催しました。会場の文京区民センターには約150名を超える皆さんが集まりました。 ❶冒頭は宇都宮理事長の貴重報告では、焼け野原の一党多弱の国会で政権与党の暴走にストップをかけるには、市民運動の役割がこれまで以上に重要、そして「反貧困運動は、さまざまな差別を許さない運動、人権を守る運動など他のさまざまな市民運動ともつながる必要が...
柏崎刈羽原発の再稼働を許すな!〜リーフレットを新潟県全域に配布する活動
<漆原牧久 「柏崎刈羽原発動かすな」官邸前行動呼びかけ人> 15年前に福島第一原発事故を起こした東京電力が新潟県の柏崎刈羽原発を再稼働しようとしている。柏崎刈羽原発6号機は現在出力100%での試運転を続けており、今月16日に行う最終検査で問題がなければ、原子力規制委員会の確認を経て約14年ぶりの営業運転へと移行する予定だ。柏崎刈羽原発5〜7号機の菊川ユニット所長は9日の会見で「現時点で問題になる...
「愛国心」強制と戦争への道〜「国旗等損壊罪」反対緊急集会開かれる
<渡部秀清> 4月11日夜、「国旗損壊罪」の廃案を目指す「4・11緊急集会」が開かれました。主催は<「国旗等損壊罪」反対連絡会>です。この<連絡会>は、20年ほど前に「教育基本法」改悪に反対し、その後も「日の丸・君が代」強制に反対した教職員と市民たちにより3月20日に結成されました。思いは、「国旗等損壊罪」はそうした流れの上にあり、国民全体への「愛国心」強制であり、その先にあるのは戦争への総動員に...
太田昌国のコラム : 中日両国からの新しい風〜その行方を決めるのは若い世代
●第111回 2026年4月11日(毎月10日) 「朝日新聞」夕刊(東京の場合)に「現場へ!」と題された、各5回程度の連載記事がある。或る具体的なテーマに添って、複眼的な視点から問題の現状を捉えようとする。毎回、かなり刺激的で、おもしろい。愛読している。 今年1月下旬には「中国語書店の新風」と題する5回の連載があった(筆者は吉岡桂子編集委員)。20世紀末頃からか池袋駅北口に広がりゆく「チャイナ...
〔映画の部屋〕福島の強さと脆さを描く『三角屋の交差点で』
堀切さとみ(映像制作者) 福島県浪江町で印刷業を営んできた、ある家族にフォーカスしたドキュメンタリ―である。「三角屋」は福島第一原発にほど近い、国道六号線にある標識の名前だ。 冒頭に「原発事故で避難を余儀なくされた人は47万人。今も帰らない理由は、避難生活が長期化したことと放射能への不安」というテロップが流れる。しかし、原発政策と闘うとか、強い信念を持って生きる人物が出てくるわけではない。渡部と...
レイバーネットTV(4/15):住まいは人権〜家賃高すぎ、何とかしろ!
そもそも高い家賃。そのうえ「再開発、タワーマンション、さらなる家賃値上げ」に私たちはさらされています。どうしたらいいのか、現状とこれからを一緒に考える番組を企画しました。ぜひご覧ください。 ●レイバーネットTV・第227号放送 みんなでつくる!みんなで変える! ーアクティブ、ラジカル、現場からー・放送日 2026年4月15日(水)19:30~20:40(70分放送)・視聴サイト https:...
原発震災・15年を問う 「継承」という課題
私は毎年、3月というこの時期、定点観察を目的に福島県浜通りから福島県民大集会を経て、プラスアルファの原発関連の取材を行ってきた。15年という年月は、政府をして原発回帰を言わしめ、東京電力は原発震災後初めての原発再稼働を実行に移した。この中で、市民の意識はどう変わったのか、また変わらなかったのか。 動画 「原発震災・15年を問う「継承」という課題」(19分30秒) 浜通りを回ると、その疑問はある事実...
名古屋高裁、控訴人の主張すら勘違いをした出鱈目な判決
名古屋高裁の6名の裁判官の判決を違法として国を提訴〜労働委員会棄却命令取消訴訟2事件 <愛知連帯ユニオン> 4月10日、愛知連帯ユニオンは名古屋高裁6名の裁判官の訴訟指揮と判決が違法だとして国家賠償請求を提訴しました。 名古屋高裁は愛知連帯ユニオンを控訴人とする愛知県労働委員会命令取消訴訟2事件について組合の請求を棄却する不当判決を行ないました。第1事件では240の証拠が提出され、第2の事件では1...
都教委傍聴記:「英語プレゼンコンテスト」が最優先の課題なの?
●根津公子の都教委傍聴記(2026年4月9日) 往復時間5時間をかけて公開議題の審議時間はたったの20分。今日も非公開の議案、報告ともに懲戒処分が上がっていた。公開議題は、①来年度都立高校、都立特別支援学校高等部の教科書採択方針について ②TEP-CUP(東京都高等学校英語プレゼンテーションコンテスト2026実施について。 教科書採択方針については、毎年の教科書採択スケジュールに則ってのこと。...
〔週刊 本の発見〕不安と虚無に抗して生き延びた人々〜『WORLD WAR Z』
<評者:加藤直樹> 毎木曜掲載・第430回(2026.4.9) ●マックス・ブルックス『WORLD WAR Z』(文春文庫) 比喩ではなく、「ゾンビ」の話である。死んだ人びとがよみがえり、群れをなして生者を襲う、あのゾンビである。うつろな表情をしてノロノロと歩き、いつの間にか街を覆い尽くして、ついには文明を崩壊させてしまうという、あれである。 ゾンビについては、ものすごく怖いと感じる人と、...
何がジェーンに起きたのか?〜レイブ事件から24年、日米地位協定の改定求める集会開かれる
<ジョニーH> 4月6日(月)18時から参議院議員会館地下会議室で『何がジェーンに起きたのか? キャサリーン・ジェーン・フィッシャーの受難とその後の勇気ある行動』という題目の日米地位協定16条を見直すイベントに参加した。 2002年に横須賀で米兵から性的暴行を受けた在日オーストラリア人のキャサリン・ジェーン・フィッシャーさん(写真左)はレイプされた。彼女は神奈川県警に被害届。提出したが、米軍は加...
































