直火の焚き火を見てトークをする〜だめ連「重要百連発!」
4月24日のレイバーネットTVは「資本主義より楽しく生きる」がテーマ。ゲストは「だめ連」関係者の3人(写真)だが、放送開始10分前にスタジオ入りする、というドタバタぶり。打ち合わせをする間もなく、19.30からの本番に突入した。どうなることやらと思ったが、どうにかなった。
『だめ連の資本主義よりたのしく生きる』の著者、神長恒一さんを中心に、本を出版した編集者の原島康晴さん、そして「だめ連」シンパのイカさんが大いに語る、楽しい番組になった。だめ連元祖のぺぺ長谷川さんは、去年亡くなっていて、スタジオ背景の写真に収まっていた。番組は、『だめ連の資本主義よりたのしく生きる』の本の選りすぐりの言葉を、「重要百連発!」としてフリップを見せながら、進行した。
資本主義に支配されない生き方をどうしたらできるのか?「カネを得てカネで食べ物を買うのでない方法」では、自分たちで食べ物をつくる「ゲリラ農法」があるとのこと。まただめ連のシンボルは「焚き火」で、「ずっと直火の焚き火を見ていたら救われる人というのは増えると思う」の言葉がある。神長さんはこう語る。「だめ連の基本は交流とトーク。焚き火を囲んでみんなで話すことで、うつも直る。自然といろんな話が出てくる。先日は、コンビニの機械にせかされていて嫌だ、という話になった。あっという間に機械が増えたがおかしい。みんな感じているが、これは大問題ではないか。話しているうちに気づきが生まれる」。
「だらだらのんびり生きるのがいい」というだめ連だが、社会運動に関わることはとても重要だという。「社会運動はやり甲斐があり、楽しい」と。かれらは、これまでの市民運動にはない自由な発想で、パフォーマンスなどを行っている。
番組終了直前の午後8時40分に、スタジオが地震で揺れた。大地震になるのかと一瞬あせったが、すぐに収まった。「これって天国のぺぺ長谷川からのメッセージかな」の声もあった。放送終了後は、その場で二次会が開かれた。ギャラリーも多く、大賑わいの交流がつづいた。(M)