涙が止まらなかった! パワハラに苦しんでいる人にみてほしい

アーカイブ録画(72分)

 郵便局員で自死や過労死した人の多さに驚く。10月9日のレイバーネットTVは「郵政職場に蔓延する過労死・自死・パワハラ」を放送した。
 2010年、さいたま新都心郵便局に配属されて四年で投身自死した小林孝司さん。遺族となった妻・明美さんと、彼女を支えた倉林浩さん、青龍美和子弁護士がゲスト。笑みを浮かべながら話す三人をカメラ越しにみる私は、涙が止まらなかった。
 今日の放送で語られたことは、郵便局だけの話ではなく、多くの職場で起きていることだ。「辛ければ辞めればいい」というわけにもいかず、身の置き場がなくなってしまう労働者はたくさんいる。パワハラを認めさせるというのは、本当に大変なこと。録音、録画などの証拠を集めても、それだけでは証明されないことも多い。声をあげるのも大変だが、声をあげてからも大変だ。
 小林明美さんの闘いは、郵便局長からの誠意ある謝罪を引き出し、勝利した。何が彼女を支えたのか。闘いは原告がいなければできない。でも支援する人がいなければ。声をあげた人を孤立させないこと。全力で支えることの大切さを考えさせられた。悩んでいる人、苦しんでいる人に、この放送をみてほしい。「郵便局員過労死家族会」の活動を知ってほしい。(堀切さとみ)
<寄せられた感想>
 重いけれども深く心に響く放送でした。ありがとう。民営化以降なのかどうかわかりませんが、土日も郵便屋さんがバイクで配達に来られます。休日は安息日なのだから休んでいただきたい。アマゾンみたいに「明日到着」する必要なんか、全くないのです。(S)