6/12のレイバーネットねりまの会の上映会、和やかな雰囲気の中で活発な論戦、北海道からの方、重いテーマながら澤則雄の人柄に魅了されながら交流ができた

 報告=たちばなゆうこ

 昨夜のココネリは、6時の開場前から女性おふたりが研修室を探してたどり着き、監督 も初めてのココネリで、他の会場に入りそうになるのを追いかけ…という具合で、ひとり 主催者としてはかなりハードな展開でしたが、運動の間口を広げ、繋がりを創りだそう、 という方向性開けつつあります。

 高麗博物館にハンセン病と朝鮮人の展示を見に行って、チラシ見てきてくれた方や、精 神障害者の当事者のカミングアウト発言、当日の子ども甲状腺がん裁判傍聴後に足を運ん で下さった方、れいわの新人区議として、練馬区がHPVワクチンの小学6年生から男子にま で予防接種を勧奨していることに反対している方、など17名の参加で盛り上がりました。

 最初に津久井やまゆり園事件のドキュメンタリー「生きるのに理由はいるの?」ショー トバージョン、最初の34分で終わるので、後半の障がい者の地域で生きる権利の追及の歴 史などの部分が出てこないため、かなり残虐な犯行の顛末に胸が締め付けられる感で終わ り、そのまま「子宮頸がん(HPV)ワクチンの被害者は訴える」上映に入ろうとしたら、 「あまりにもしんどいので休憩が欲しい」という声が上がり、休憩後に子宮頸がんワクチ ンの被害者の訴えに息をのむ。痙攣の発作に苦しむ痛々しい映像や、街頭での宣伝活動で マイクを握り涙ぐむ若い母親の姿など、他人事でない感は、福島の甲状腺がん裁判の若者 たちの訴えにもらい泣きする心情に通じるものがある。

 休憩の後で、澤監督のトークに次々と質問の手があがり、熱のこもるあまりマイクなし でも始まってしまう活発なやり取りが、残念ながら会場の後方で受付などしている主催者 には、あまり聞き取れず、とりあえず、ジャーナリストの鈴木エイトさんが子宮頸がんワ クチン裁判について中立とのことで、それを気に病む山口区議や裁判支援者たちとの応酬 凄い!としか現時点で報告できないのですが…

 監督ご自身も最近、補聴器装着するかなりの難聴で、さすがに主催者としては、中央に しゃしゃり出て「すみませんが、も少し大きな声でお願いします」と介入。

 休憩時も終了後も澤監督に話し込む人が多く、鈴木エイトさんも話の輪に入って、立話 が盛り上がりました。

 受付しながら、澤監督に持参いただいた10本以上の両作品DVDそれぞれ完売、山口区議 ご持参の子宮頸がんワクチン裁判についてわかりやすく訴えるブックレット「HPVワクチ ンのほんとうのこと」(HPVワクチン薬害訴訟を支える会・大分発行※連絡先はハンセン 病国賠・家族訴訟をけん引してきた徳田弁護士事務所)も若干売れて、澤監督シリーズで かなり気楽な展開続けて行けそうで、息切れ状態のねりまの会の希望が見えてきました。