6月20日から30日かけて日米共同演習「レゾリュートドラゴン2026」が行われた。その渦中の熊本を24日から27日にかけて訪れた。
動画(9分47秒)
6月25日熊本空港・陸上自衛隊高遊原(たかゆうばる)分屯地に行くと、台風が近づいていて風雨が強くなりつつあるにも関わらず、陸上自衛隊のオスプレイ2機、米海兵隊のオスプレイ3機が幌をかけずに駐機場にあった。うち陸自の1機はプロペラを回転させていた。熊本空港は言うまでもなく民間空港であり、陸自、海兵隊の軍用機が離発着する際は民間機の離発着は当然できなくなる。もちろんオスプレイは、ここに常備されているわけではない。松本泰尚さん(まつもとやすひささん・熊本県平和委員会)は語る。「(熊本県の)大矢野原演習場に初めて沖縄県普天間基地のMV22オスプレイがやってきたんです」

松本 泰尚さん
熊本市内に行く。今年3月に長射程ミサイルが配備された陸上自衛隊健軍駐屯地では、司令部の地下化の工事が行われていた。防衛省は、有事の際にミサイル攻撃や電磁パルス(EMP)攻撃を受けても指揮統制機能を維持できるよう、全国13か所の主要司令部等の地下化を2027年度(令和9年度)までに完了させる計画を進めている。
第8師団北熊本駐屯地(熊本市内)に行く。驚いたのは弾薬庫が公道、住居のすぐそば(目測で200m未満)にあるのだ。弾薬庫の設置規制基準は、花火や工事用火薬と同じ扱い(火薬取締法)になっている。しかし、防衛省は機密事項ということで弾薬の貯蔵量を明らかにしていない。

陸上自衛隊 北熊本駐屯地(熊本市内)
陸上自衛隊大矢野原演習場では、陸自600名、海兵隊40名が参加して共同演習が行われた。この動きに対して、地元自治体の山都町内で70人が参加し反対集会、デモが行われた。町民によるスタンディングも定期的に行われている。町会議員の西田由未子さんによると山都町でだけ住民説明会が行われているとのこと。周辺の市民は関係する周辺自治体でも住民説明会を開くよう、毎回要請しているとのことだ。(湯本雅典)

陸上自衛隊 大矢野原演習場(熊本県山都町)

西田 由未子さん

山都町民による日米演習反対のスタンディング

