イベント詳細

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 日本社会で「戦後世代」が圧倒的多数を占める時代にあって、戦後を生きる、そして、「新しい戦前」を生きる者にとって、「戦争体験」、「非戦・不戦・反戦の経験」を受け継ぐこと、語り継ぐことは、重要な、しかし困難な課題です。
 「わだつみ会」の今回の企画は、このような厳しい状況への挑戦だと考えています。
 岩井直子さんの「歴史的位置」は、「遺族としての位置」、「特攻兵士の父・叔父を持つ娘としての位置」、戦後日本で、非戦・不戦・反戦の経験を貫いた元特攻兵士の父・叔父の親族としての位置」などの歴史的位置にあります。
 特攻隊員だった岩井兄弟の「最後の証言」(早稲田大学)のドキュメントも視聴しながら、岩井直子さんに証言・発言して頂けることは、戦争・特攻を語り継ぐ貴重な証言となり、戦後世代、戦争を知らない世代で「特攻」が美化され、学校・地域や映画などで「特攻」がかっこいいとされる風潮がある時に、そして、「戦後81年」のいま、粛々と新しい戦争に向かいつつある日本社会の現在に警鐘を鳴らすことになると確信しています。

 1943年12月10日、兄の岩井忠正さん(当時23歳)は慶應義塾大学、弟の忠熊さん(当時21歳)は京都帝国大学(現京都大学)からいわゆる「学徒出陣」で海兵団にそろって入団。
 忠正さんは人間魚雷「回天」2と人間機雷「伏龍」3の隊員になり、忠熊さんは爆薬を積んだ木製のモーターボートで敵船に体当たりする「震洋」の艦隊員となった。

 2019年11月9日、戦場体験者と市民でつくる「不戦兵士・市民の会」主催講演会で、特攻隊員だった岩井忠正さん(当時99歳)、弟の忠熊さん(当時97歳)兄弟の「最後の証言」講演会(早稲田大学の大教室が約250名の聴衆で溢れかえったという)の最後に、忠正さん(翻訳家)が若者に伝えたかったのは強い後悔の言葉だった。
 「この戦争は間違っているとうすうすながら分かっていたにもかかわらず、沈黙して特攻隊員にまでなった。死ぬ覚悟をしているのに、なぜ死ぬ覚悟でこの戦争に反対しなかったのか。時代に迎合してしまった。私のまねをしちゃいけない」
 戦後再び京都大学に戻って歴史学者になった忠熊さん(元立命館大学副学長)は、次のように語った。
 「戦争を二度と繰り返さないためにどうしたらいいのか。特に青年、学生がどうするかによって未来が変わる。そのために歴史を学んでほしい」。
 辛くも2人は生き残ったが、多くの若者が特攻隊員として命を散らし、遺書が残されている。
 「遺書には勇ましい言葉が書いてある。『私は喜んで死ぬ』と書いてあるのを読んで感激する人もいるはずです。だけど、私は、待ってくださいと言いたい」。
 忠正さんは会場にこう呼びかけた。
 〔岩井直子さんが〕この話をしようと思ったのは娘の直子さん(60)との会話がきっかけだった。
 直子さんは特攻隊の記録を展示する記念館で隊員の遺書を読んだ際、「あの方たちは教育を受けてああいう気持ちで死んでいったんだ」と思ったという。
 それを聞いて忠正さんは、当時検閲があったことや、家族を悲しませまいと自分を奮い立たせる隊員の心境を話して聞かせたという。
 すると、その「実態」を講演で話すべきだと直子さんから促されたという。

「わだつみ会」不戦の集い 2026 <特攻>の経験をどのように語り継ぐのか
日 時:2026年12月26日(土)14:00~16:30(13:30開場)
形 式:会場&オンライン(Zoom)
会 場:ワイムお茶の水貸会議室
 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1-20 御茶ノ水安田ビル(旧お茶の水ユニオンビル)4F
(ビルの1階がエクセルシオールカフェ)
 JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」御茶ノ水橋口徒歩2分
 東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」2番出口徒歩3分
 東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B1番出口徒歩4分
 アクセス→https://x.gd/kzKpD
 地図→https://x.gd/GZ2O1
内 容:
・映像記録視聴:不戦兵士・市民の会主催講演会(2019年11月9日・早稲田大学)の特攻隊員・岩井忠正、岩井忠熊兄弟の「最後の証言」
・講演:「父と過ごしながら考え、皆さんにお伝えしたいこと」
 講師:岩井直子さん(特攻兵の父・岩井忠正さんの娘、叔父は特攻兵・岩井忠熊さん)
参加費:一般 1000円/学生 500 円/障碍者 無料)
主 催:日本戦没学生記念会 (わだつみ会)
協 賛:不戦兵士を語り継ぐ会
協 力:
 小西晴子さん(映画監督)
 遠藤美幸さん(「不戦兵士を語り継ぐ会」共同代表)
連絡先:
info@wadatsumikai.com
090-3160-8677

◆ZOOMでの参加は以下のようにお申し込みください。
 ZOOMを使用しての参加をご希望される方は12月23日までに以下の事務局アドレスに、お名前と住所、活動されている団体などを記して申込みください。
 info@wadatsumikai.com
 参加申し込みされた方には、12月24日までにURLと資料を送ります。
 ZOOM参加を登録され、「後日配信」を希望されると後日に視聴できます。
 当日の質問は、挙手・ZOOM挙手機能による発言とします。ミュートを解除して質問してください。
 当日参加の都合の悪い方は「後日配信」を送ります。