●「イスラエル製殺人ドローンの輸入を許さない!」四谷三丁目・NAS社抗議に新規参加者が続々と結集





<那須研一>

 日本政府=高市政権の軍拡政策はとどまるところを知らない。9月16日の報道によれば
、防衛省はむこう5年間で5万機の無人機(攻撃用ドローンを含む)を7兆円かけて配備
するという。これが、憲法9条の禁ずる「武力による威嚇」でなくて何なのか?「陸海
空軍その他の戦力」以外の何なのだろうか?

 そして、配備予定の無人機のうち、殺傷能力を有する攻撃用ドローンをイスラエルか
ら輸入する!私たちの税金を虐殺国家の武器製造ラインに注ぎ込む、という、人道を踏
みにじるこの暴挙を、昨年度(今年2月)は、防衛省に対する市民の猛抗議が阻止。し
かし、今年度もSAS(住商エアロシステム)とNAS(日本エヤークラフトサプライ)が輸
入代行を担う、イスラエル製攻撃用ドローンが、導入候補機になっている。

 NAS社はすでに昨年度の時点で、自爆無人機=スカイストライカーと、対戦車ミサイル
搭載可能な大型ドローン=ヘルメス900(どちらもエルビットシステムズ社製)の「概念
実証契約」を防衛省から受託し、合わせて3億円近くの公金を受領している。すでにそ
の何割かはイスラエル最大の軍需企業=エルビットシステムズに渡っていると思われる
(2機種のうち、今年度の輸入候補はスカイストライカー)。

 3年間にわたり、パレスチナの民間人・子どもたちの殺害=ジェノサイドを続けるイス
ラエルの蛮行を、日本政府が武器の輸入によって支援すること、そして私が納税者とし
て虐殺に加担すること…許しがたく、耐えがたい。その思いで、2年前から、朝、出勤
前に、輸入代理店NAS社の近くで「イスラエル製虐殺兵器の輸入業務から撤退せよ」と
訴えている。

 1人で社前に立つと、通行人や会社の役員に嫌がらせを受けるので、四谷三丁目駅(
消防博物館前)にアピールの場を移した。ところが、嬉しいことに、少し前から、2人
、3人で立つ日が増えてきた。「レイバーネットで見ました」「週刊金曜日読みました
」「デモカレンダーで…」。

 そんな仲間の1人で、一緒に立つことが最も多いAさんはいつも反戦メッセージボード
を体に装着している(電車にもその姿で乗るらしい、すごい勇気)。毎週1回は来てく
れるWさんは国旗損壊罪反対連絡会の同志。デモカレンダーを見て、カラフルなプラカ
ード持参(撮らせてもらえばよかった!)で駆けつけてくれた女性は、私同様「このあ
と出勤です」。

 さて、昨日日曜日(10/4)、私は、損壊罪反対連絡会のFさんの主催する、「市街戦
のジャズメン〜作家佐藤泰司の衝撃」の上映会に参加(不覚にも遅刻!)。映画のあと
の質疑・意見交換の場で、朝のスタンディングの宣伝をさせてもらった。散会の際に、
イスラエル大使館前で抗議の声を上げる女性・Mさんと立ち話。「門前まで行くんです
か?」「ええ、でも警官にコンビニまで『誘導』されるの(『連行』?)。いつまでや
るんですか?、って訊くから、あなたいい男だからもっと見ていたいわ、って言う」…
ツワモノである。

 今日、月曜日の朝、四谷三丁目駅の2番出口から路上に出ると、そのMさんがニコニコ
しながら立っている。「来てくださったんですか!?」「できるだけ早く来なきゃ、と
思って」…身にまとう布に「ガザを殺すな」、そしてスヌーピーの絵。「好きなんです
か?スヌーピー」「ええ、描きやすいから。子どもたちが寄ってきます」。風呂敷に描
いたという。

 そこにAさんが合流。「3人なので、NASの前まで行きましょう」…社屋正面と向き合
って立つ3人。「おはようございます!日本エヤークラフトサプライは、どうして虐殺
に加担するんですか?」と私。社前に出向くと必ず現れる専務取締役・M氏が、私たち
に睨みをきかせる。私が続ける。「Mさん、あなたがたはなぜ、エルビットシステムズ
社からスカイストライカーを輸入するのですか?去年4月にガザの子どもたちを殺した
ドローンじゃないですか?」。「虐殺に加担しないでください」とAさん。

 Mさんのよく通る声が会社最上階の窓ガラスを震わす。「ガザでは7万4千人以上殺さ
れています!その半数近くが子どもです!子どもたちを殺している武器を買うのに、な
ぜ湯水のごとく何億円も投じるんですか!虐殺支援をやめなさい!ストップ・ジェノサ
イド!」。

 私も「ストップ・ジェノサイド!」とあとに続く…私の出勤時刻が迫り、3人で駅ま
で戻る。「ありがとうございます!今夜、官邸前で会えたらまた!」(米軍の暴力に対
する抗議アクションあり)…パワフルな仲間の新規参入に大いに意を強くした、週始め
の朝であった。

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