投稿者:小島保雄
10月18日 資本論を読む会(世田谷)のご案内
◆英語版の翻訳『資本論』(当会主宰の宮崎氏訳)をテキストにした輪読会です(もち
ろん各出版社刊の邦訳と読み比べています)。
この間、第2章「交換」について検討しています。商品交換の過程では一つの「ジレ
ンマ」に直面します。
「すべての商品は、その所持者にとっては非使用価値であり、その非所持者にとって
は使用価値である。だから、商品は全面的に持ち手を取り替えなければならない」「商
品は、使用価値として実現されうるまえに価値として実現されなければならない・・・
他方では、商品は、自分を価値として実現しうるまえに、自分を使用価値として実証し
なければならない。なぜならば、商品に支出された人間労働は、ただ他人にとって有用
な形態で支出されているかぎりでしか、数にはいらないからである。ところが、その労
働が他人にとって有用であるかどうか、したがってまたその生産物が他人の欲望を満足
させるかどうかは、ただ商品の交換だけが証明することができる」(全集版原ページ
100~101)。「どの商品所持者にとっても、他人の商品はどれでも自分の商品の特殊的
等価物とみなされ、したがって自分の商品はすべての他の商品の一般的等価物とみなさ
れる。だが、すべての商品所持者が同じことをするのだから、どの商品も一般的等価物
ではなく、したがってまた諸商品は互いに価値として等置され価値量として比較される
ための一般的な相対的価値形態をもっていない。諸商品は、けっして商品として相対す
るのでなく、ただ生産物または使用価値として相対するだけである。」(同前)
こうしたジレンマの解決として、「自分たちの商品を、一般的等価物としての別の或
る一つの商品に対立的に関係させる」(同前)ということから「ある商品を一般的等価
物」とし、社会的過程によって「一般的等価物としての商品がー貨幣となる」というプ
ロセスを学びました。検討はまだまだ続きます。
◆当読者会では、『資本論』を読み、参加者それぞれが思い思いの見解で意見交換して
います(多々脱線あり)。現代世界は依然として野蛮であからさまな帝国主義が世界支
配の野心をますます強めています。またこれまでの(建前ばかりとは言え)民主主義的
制度すら破壊し、廃棄する動きを活発化させています。その一方で、「社会主義」的政
治ー社会主義にもいろいろありますがーに期待を寄せる勢力の台頭も喧伝されています
。当会ではこうした現代的課題も意見が出され、議論がなされています。資本主義への
批判者はもとより、資本主義には賛成だが、今の富裕層に富がますます集中する経済は
変革が必要、という方も参加なさっています。
テキスト(英語版宮崎氏訳)は英文、和文とも用意してあります。手ぶらでご参加く
ださい。共に学び語り合いましょう。また、メーリングリストへの登録により、Zoom
の参加も可能です。
記
◆日時
第214回 2026年 10月 18日(日) 午後6時半より9時まで。
第一篇「商品と貨幣」引き続き 第二章「交換過程」を検討します。
★会場は 『世田谷区立男女共同参画センター・ラプラス』(世田谷区太子堂1-1
2-40グレート王寿ビル3~5F)
東急田園都市線 三軒茶屋駅下車 昭和女子大正門右横。
会費・入会金は無料ですが、1~200円以下でのカンパをお願いしています
第215回(11/1)、第216回(11/15)、第217回(12/6)と続
きます。
◆連絡先
資本論を読む会(代表 宮崎恭一) kyo-miya@k08.itscom.net 03-3720-1621(宮崎)
メーリングリストの会員も募集中です。
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