<レイバー映画祭2023・アンケート紹介>
「勇気をもらった。自分も声をあげてみたい」
今回の映画祭で、チラシの原案作りと司会を担当した堀切です。映画祭おつかれさまでした。午前中からいっぱいでしたね。開場前から多くの人が四階ホール前に集まり、手伝いを買って出てくださる方もいらっしゃいました。今年で17回目の映画祭、常連の方々も多かったですが、初参加者が多いのにも驚きました。小会議室での二次会は30名、その後の三次会(となりの中華屋)には10名が参加。けっこう深刻な労働相談になりました。アンケートは55人の方が協力してくださいました。以下、紹介します。(なお、こちらのページでも感想を紹介しています)
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●映画祭を何で知りましたか?
1、DM(5名) 2、知人から(25名) 3、新聞雑誌など(1名) 4、チラシ(11名) 5,インターネットかМL(18名)6,その他(1名)
●どの映画、トークが良かったですか? *観た作品すべてに〇をつける人が多かった
1、サイレント・フォールアウト(33) 2,春をかさねて/あなたの瞳に話せたら(24) 3,ドキュメント石垣島(19) 4,ドキュメントわたしの好きな店(20) 5,在日ビルマ労組ここにあり(21) 6,非正規春闘ABCマート(23) 7,大リストラNO!Googleユニオンのたたかい(22) 8,私は非正規公務員(24) 9、サラリーマン(26)
・とにかく内容が濃い。買ったDVD(ミャンマーや反基地)を学習会で活用していきたい。
・久しぶりに参加しましたが、今回の作品は素晴らしく、参加してよかったです。『サイレント・フォールアウト』は観なくてはいけない映画と思いました。
・自治体での非正規公務員を経験したことがあります。裏話はたくさんあります。
・ふたつのドキュメント。切り取る視点でまったく違う話になってしまうところが好きです。『サラリーマン』働くということを考えさせられますね。どれも面白かった。
・多くのことを学んだ。運営、進行もよかった。
・若い人が少ない!
・『わたしの好きな店』はユーモアたっぷりでおもしろかった。続編を切望します。『在日ビルマ』旧日本軍の残虐性がビルマ国軍に引き継がれたとの言葉。日本も当事者なのだと改めて思った。短編ドキュメンタリー4作はどれもよかった。官民問わず人を大切にしない日本をあらためて痛感するが、支援する人の存在と力強さに敬服する。
・昼休みが短い。売店が混雑した。
・はじめてこのような映画をみました。日本で起きている問題が、映像をみてよくわかりました。
・非正規公務員の無権利状態について、認識を深めることができた。
・東京新聞などの記事で知ることはあったが、映像で生の話を聞くことで、まだまだ知らないことが沢山あった、寄り添えていなかったと反省しました。『サラリーマン』で高橋まつりさんのお母さんの話を改めて聞いて、今一度、自分の周りでも大変な思いをしている人がいるので支えていきたいと思った。
・『サラリーマン』の後のトークがよかった。現役サラリーマンは来ていなかったのでは?
・『わたしの好きな店』インドの方の取材への転換、愉快でした。非正規公務員が増えている問題、作品を観ながら希望は見えつつあると感じました。
・今の日本のサラリーマンを、高度経済成長期に仕事をしていた自分と比較して観ていた。非正規公務員の状況には、あらためて怒りを感じた。どれも興味深く、トークも素晴らしかった。
・これからどんどん自分の意見表明が必要な世になっていくと思いました。でも日本人って号令かけられるのが好きなので、同調したくない、へそ曲がりでいようと思います。
・最後の『サラリーマン』を見ているときに、この映画をこの会場で皆さんと観られて、同じ問題を共有している感覚を得られた。会場の皆さんとゆっくり話せるじかんがあれば、もっと深まる気がしました。二日間の映画祭にしても盛り上がるように感じます。
・すごく濃密な内容で、映画と共に制作された方、関係者の方の生の声が聴けて、素晴らしかったです。
・テレビのニュースでとりあげられたとしても、一時的で作為的なものでしかなかったと、今回感じました。
・会場で飲食可はありがたい。
・客観的に様々な事(人生、仕事、幸せ。子ども、何のために生きる・・・)が見え、考えました。自己を表現することが大切だと思いました。
・『在日ビルマ』連帯のレベルが深くて、学ばされました。『サラリーマン』はアジアンドキュメンタリーで配信されていたのですが、一人で観るのが怖くて、スクリーンで観たくて来ました。監督の温かい視線で日本を見せてくれて、ありがたかったです。
・GoogleやABCマートの映画に勇気をもらえた。自分もほんの少し、声をあげてみようと思います。
・『サラリーマン』だけでしたが観ることができてよかった。『わたしは非正規公務員』を観ることができず残念。
・とっても有意義な一日でした。労働問題だけでなく、いろいろな問題についての映画があって、とてもよかったです。短編の映像集もとてもよかったので、続けて欲しい。いろいろな人が参加されていて素敵な映画祭だと思いました。
・東京から大川小学校に何度も通っていました。佐藤そのみさんのお父さんをはじめ、既知の人たちの姿を映画の中で観れてよかったです。東北を、琉球弧を忘れてはなりません。
・一つ一つの映画に、思うことが沢山ありました。
・大川小学校の内側からの、それも子どもだった人の目線の映画が心を打った。「誰も傷つけない映画を作りたかった」という監督の言葉をきいて、この先もここで生きるための映画と感じた。いい会社のイメージだったGoogleが、メール一本でリストラとは!
・『サイレント』は字幕がつらかった。『春を重ねて』はもう少しコンパクトな方がよかった。『わたしの好きな店』勉強になりました。
・津波は原発事故に比べて情報が少なく、震災の全体像が薄れていくことを残念に思います。そんな中で若い作家が、取り残された被害事実を検証していくことは、意義があると思いました。
・佐藤そのみさんのインタビューでは、とても貴重なお話を伺えました。いつも見応えのあるたくさんの映画をありがとうございます。