イベント詳細

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投稿者:市原みちえ

9月30日〜10月26日 第11回永山則夫が残したもの展示会「永山則夫の虚像/実像」
東京都北区赤羽青猫書房

見学 無料

日時 2026年9月30日(水)〜10月26日(月) 11時〜18時 日曜17時まで

会場 青猫書房 東京都北区赤羽2-28-8  電話03-3901-4080 火曜日定休日
アクセス  JR赤羽駅北改札東口から徒歩約10分
https://aoneko-shobou.jp/

主催・問合せ いのちのギャラリー (090-9333-8807 市原)

ご挨拶

「第11回 永山則夫が残したもの」では「永山則夫の虚像/実像」をテーマに、死刑囚
・作家永山則夫の遺品を展示します。

永山は19歳の時、4人を殺め、逮捕されました。逮捕後は拘置所での独学による反省を
経て、手記や小説などの出版を通じ、罪を犯したものとしての責任を果たそうと努めま
したが、1997年の死刑執行によって命を絶たれました。

「少年連続殺人犯」としてセンセーショナルに報道された1969年の逮捕当時から現在に
至るまで、永山をめぐっては、数多くのイメージが世の中へ流布してきました。その中
には特定の意図や演出によって作り上げられた、歪んだ人物像も少なくありません。

では一体、永山とはどういう人物だったのか? 残された遺品を公開し、テレビや新聞
が伝えない真の姿を探りたいと思います。

ぜひ足をお運びください。
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主な展示予定品(※期間中 展示品の交換がある可能性もあります。ご了解ください)

▼『無知の涙』

永山則夫が獄中で綴ったノートをまとめたものです。永山則夫は獄中で字を学び、本格
的な読書を開始しました。本書に収められた詩や散文は、そのまま、当時の永山の精神
的なドキュメントとなっています。1971年合同出版より単行本が発売されたのち、73年
には角川文庫に、90年からは河出文庫にて増補新版が発売されました。本書はロングセ
ラーとなり、現在でも多くの人に読まれつづけています。

▼『木橋』

1984年立風書房より発売された第一作品集です。表題作の『木橋』は新日本文学賞を受
賞しました(審査員は佐木隆三、小沢信男、鎌田慧、中島誠、長谷川龍生)。永山の幼
年時代をモチーフに、新聞配達をしている主人公N少年の使う「木橋」が洪水で渡れな
くなった一日を物語ります。抒情的でありつつ、どこか乾いた筆致が高く評価されまし
た。永山は「受賞のことば」で、「へこたれないで書いておくべき事々を、これからも
力のかぎり書いていくつもりです」と抱負を語っています。

▼『華』

死刑執行によって未完となった、大長編です。永山の死後、1997年に河出書房から全四
巻というボリュームで発売されました。莫大な資金力と頭脳、行動力、人脈を備えた容
姿端麗な主人公とその仲間たちが活躍する、ある種のユートピア小説となっています。
永山は地図や観光ガイドブックを駆使し、東京の街を克明に描写しました。永山は90年
の死刑確定して2年後、92年に執筆をはじめ、獄中でこの小説を書き継いでいきまし
た。

▼ペンダント、鍵、質札。ドライバー。永山則夫が逮捕された時、身につけていたもの
です。1969年4月7日午前1時6分ごろ、渋谷区にあったビジネススクールに侵入、事務室
を物色中にガードマンに発見され、発砲して逃走。同日午前5時8分、渋谷区代々木の路
上にて、拳銃不法所持の現行犯で逮捕されました。逮捕当時、19歳でした。

▼文房具、鉛筆、消しゴム、ボールペン

死刑執行後、返却されたものです。

▼Tシャツ

永山は1967年の逮捕から死刑が執行された1997年まで、28年間もの長きにわたって勾留
されていました。このTシャツは永山が晩年に着用していたものになります。死刑執行
後、返却されました。

▼ハンガー(初公開)

市販のプラスチックハンガーの金属部分を取り、文具用の紐で吊るせるように加工して
あります。理由は不明ですが、永山本人の手で加工されたようです。死刑執行後、返却
されました。

▼手編みソックス(初公開)

永山則夫は8人きょうだいの家庭に生まれました。第7子になります。逮捕後、長姉以外
に獄中の永山へ差し入れをしたものはおらず、この靴下は長姉が編んだものと推定され
ます。永山の幼少期の家庭環境は過酷なものでしたが、やさしい長姉の存在は、永山に
とって心の拠り所であったようです。自伝小説においても、重要な人物としてしばしば
登場しています。

▼新聞・スクラップ

本人が保存していたものです。自分に関する報道は、1968年に4人を殺めた事件から
1969年4月の逮捕、同年8月の初公判に始まる裁判関係、結婚や離婚といった私生活に関
するものまで、事後的に、またはリアルタイムで目を通していました。

▼「青森行き 記録」(「あつめる会」発行/1976年2月)

正式名称は「“連続射殺魔”永山則夫の裁判の現状を知りカネを集める会」となります
。当会は1975年に発足した裁判支援グループでした。現在、私たちが目にする「永山の
実家の写真」の初出は、このパンフレットになります。

▼2足の革靴
永山則夫の スエード製革靴は、未使用品で、 永山の死刑執行後、返却されました。
 茶色の皮靴は、 永山則夫逮捕後の捜索でアパートにて発見された物です。天皇崩御に
よる恩赦が獄中できたいされたころ、宅下げされ、身柄引き受け人が、新品と交換してい
ました。

【展示開催期間中のイベントご案内】

10月18日には、以下のトークイベントが開催されます。
死刑と司法を考えるープリズンアカデミーカフェ
テーマ 刑務所の中にも選挙権はあります
ゲスト 八木橋健太郎さん(元受刑者)
日時 10月18日(日)13:30〜16:00
会場 青猫書房(電話・住所、同じ)
参加費 1000円(ユース25歳まで/生活貧困の方、半学割あり)
主催・問合 いのちのギャラリー(090-9333-8807 市原)

ぜひ、お出かけください。