投稿者:小島保雄
11月1日 資本論を読む会(世田谷)のご案内
◆英語版の翻訳『資本論』(当会主宰の宮崎氏訳)をテキストにした輪読会です(もち
ろん各出版社刊の邦訳と読み比べています)。
第2章「交換」(全集版は「交換過程」)について検討しています。前回は「一般的等
価物としての商品が貨幣となる」というプロセスの中で、「交換の発展にともなって、
特定の種類の商品に、排他的に、強固に固着する、そして、貨幣一形式として認められ
ることで、貨幣結晶となる。それが張り付く特定の種類の商品は、最初は偶然の出来事
である。」(宮崎氏訳)という箇所の主な内容を学びました。
種類の違う労働生産物が実際に互いに等値され、交換過程の中で直面するジレンマ(
どの商品所持者にとっても、他人の商品はどれでも自分の商品の特殊的等価物とみなさ
れ、したがって自分の商品はすべての他の商品の一般的等価物とみなされるが、すべて
の商品所持者が同じことをするのだから、どの商品も一般的等価物ではなく、したがっ
てまた諸商品は互いに価値として等置され価値量として比較されるための一般的な相対
的価値形態をもっていない。)の解決として「一般的等価物としての商品が貨幣となっ
ていく」ことを見てきました。
議論となったのは「商品生産を永遠化しようとしながら、同時に貨幣を廃止しようと
する小ブルジョア的社会主義への批判」で「教皇を廃止してカトリック教を存続させる
」ようなものとの理解についでした。これは商品生産社会から貨幣が生じる以上、貨幣
を廃止することは困難、商品生産社会そのもののを克服していくことが必要、とのマル
クスの考えを述べたものではないか、との意見が示されました。検討は、今後、貨幣形
態が「生来一般的等価物の社会的機能に適している諸商品、貴金属に移って行く過程を
見ていきます。
◆当読者会では、『資本論』を読み、参加者それぞれが思い思いの見解で意見交換して
います(多々脱線あり)。現代世界は依然として野蛮であからさまな帝国主義が世界支
配の野心をますます強めています。またこれまでの(建前ばかりとは言え)民主主義的
制度すら破壊し、廃棄する動きを活発化させています。その一方で、「社会主義」的政
治ー社会主義にもいろいろありますがーに期待を寄せる勢力の台頭も喧伝されています
。当会ではこうした現代的課題も意見が出され、議論 がなされています。資本主義へ
の批判者はもとより、資本主義には賛成だが、今の富裕層に富がますます集中する経済
は変革が必要、という方も参加なさっています。
テキスト(英語版宮崎氏訳)は英文、和文とも用意してあります。手ぶらでご参加く
ださい。共に学び語り合いましょう。また、メーリングリストへの登録により、Zoom
の参加も可能です。
記
◆日時
第215回 2026年 11月 1日(日) 午後6時半より9時まで。
第一篇「商品と貨幣」引き続き 第二章「交換過程」を検討します。
★会場は 『世田谷区立男女共同参画センター・ラプラス』(世田谷区太子堂1-1
2-40グレート王寿ビル3~5F)
東急田園都市線 三軒茶屋駅下車 昭和女子大正門右横。
会費・入会金は無料ですが、1~200円以下でのカンパをお願いしています
第216回(11/15)、第217回(12/6)、第218回(12/20)と
続きます。
◆連絡先
資本論を読む会(代表 宮崎恭一) kyo-miya@k08.itscom.net 03-3720-1621(宮崎)
メーリングリストの会員も募集中です。
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