日本版ICE(移民排斥執行官)の創設をやめろ! 退役自衛官を「外国人摘発」に加担させるな! 7.27官邸前緊急アクション、約50名の怒りが炸裂


那須研一(学童支援員)
7.28(木)、高市政権は「不法在留外国人の摘発強化のため」出入国在留管理庁職員の増員を閣議決定。退役自衛官を入国警備官として活用する、という。「元自衛官は即戦力になる」と平口法相。
今月、アメリカではICE(移民・税関執行官)職員による移民の射殺が2件発生。その衝撃が広がる中、先週末、高市政権の上記の動きを受けて敏速に反応したのが、難民支援の活動を続ける金澤伶さん(東京大学学生)。いち早く抗議デモを呼びかけるとともに、以下の声明を発表した。
「政府は、送還時の『不測の事態』に対応するため、退役自衛官を活用するとしています。では、その『不測の事態』とは何でしょうか」
「迫害や拷問の危険がある国に帰れば殺されるかもしれないと、助けを求めることでしょうか。それは制圧すべき『事態』ではあありません。国家が一人ひとりの人生を踏みにじることで生まれる、当然の恐怖と抵抗です」
「私たちは政府に求めます。退役自衛官を外国人の摘発・送還に動員する計画を撤回してください。入国警備官と審査官の増員による取り締まり強化をやめてください」
「日本版ICEをつくらせない。退役自衛官を官製ヘイトに加担させない。摘発ではなく、保護を。収容ではなく、自由を。強制送還ではなく、共に生きるための在留資格を」
呼びかけに応えて、先般の「711旗より人権・新宿デモ」を主催したメンバーが再結集。急ピッチで官邸前抗議アクションを準備、実現した。
7.22(月)19時、官邸前アクション開始。司会は都内大学生のHさんが務める。強い危機感を持って参集した約50人が、満身の力で叫ぶ。
人を排除に動員するな
自衛官にヘイトをさせるな
官製ヘイトに加担させるな
レイシズムへの動員やめろ
排外主義で戦争あおるな
戦争推進 高市やめろ
戦争反対 命を守ろう
高市内閣 今すぐ退陣
差別と排除の 高市やめろ
参加者思い思いのプラカード。続々と手が上がるフリートーク。参加者の激しい怒りがほとばしる。


司会のHさんのスピーチ。「私が言いたいことは二つ。殺人入管行政を今すぐ解体しようということ、高市ファシズム政権は今すぐ退陣しろということだ!」
「我々は入管殺人行政に対して『改善』などという程度のものを要求しているのではない。その本質において帝国主義国家の暴力装置たる殺人行政は根底から解体されなければならない」
「高市ファシズム政権は退役自衛官を『外国人摘発』に動員しようなどと言っている。退役自衛官の困難に付け込み、国家主導のヘイトクライムに加担させようというのだ。愚劣極まりない!」
「国籍によって、在留資格の有無によって人間の命が選別される、そんなことが当たり前とされている日本社会は人間の社会と言えるだろうか?否!それは人間の社会ではない!」


反貧困ネットワーク・瀬戸大作さんと小説家・中島京子さんのメッセージが代読される。
瀬戸さん。「外国人をいじめていじめていじめ抜いている高市政権…高市よ、なぜ外国人が治安の対象なのか、根拠を示してほしい。根拠を示すことができないなら、今すぐそこをどけ!」
中島さん。「入管自らが滞在許可を与えないでおいて、滞在資格のない外国人を不法滞在者と呼び、彼らを力づくで追い出そうとする。そうした考えが、そもそも間違っていると思います」
「入管は、自分たちの行う無意味な制圧が、人を死に至らしめているという事実ときちんと向き合うべきだと思います」
若い世代の女性。「こんなことのために税金を払っているんじゃないんです。誰かを傷つけたり殺したりするために税金を払っていない。そのことに怒っている」「どう考えても危険なのは高市政権です。危険なのは日本人。ルールを破っているのは日本人です。もう、本当にこんなことはやめてほしい。高市さん、今すぐお辞めになってください。そしてしっかり寝てください」

様々な人々のスピーチに共通するのは、高市政権のデタラメさ、そして多くの人の生活と人権を踏みにじって恥じない暴政への怒り。最後に発言した女性の声「私たちの安心安全を脅かしているのは高市政権です!」に、大きな賛同の声と拍手が沸き起こった。
「戦後日本」は今、極右ファシストの主導のもと、危険水域に突入している。しかし、無力感に陥ったら終わりである。この日の結集を糧にして、差別排外主義と闘おう。戦争推進の高市政権を打倒しよう。


