国際ジャーナリスト伊藤千尋の眼:ベネズエラが「一転、態度軟化」の意味
今朝の新聞はいっせいに、ベネズエラの新政権が「米国に協力する」と表明したことを伝えています。これを見てベネズエラが米国の武力に完全に屈服したと考えがちですが、それは違います。ラテンアメリカの政治は想像以上にしたたかです。 副大統領から新大統領になったデルシー・ロドリゲスはチャベス時代の社会改革の正統派であり経済の実情にも詳しく、しかも柔軟、現実的な政治家...
「世界平和アピール七人委員会」が新春講演会
ベネズエラに対するアメリカの攻撃に強く抗議するアピールも 竪場勝司 学者や文化人でつくる「世界平和アピール七人委員会」の新春講演会が1月4日、東京都西東京市で開かれた。前日の3日にアメリカがベネズエラを攻撃してマドゥロ大統領を拘束した事態を受け、同委員会は緊急にトランプ大統領に強く抗議するアピールを出し、講演会場で発表した。 この委員会は分野を超えた知識...
なぜベネズエラが狙われたのか〜ラテンアメリカの連携を壊したい米国
印鑰 智哉(世界の食と農の問題を追うジャーナリスト) 正月いきなり米国によるベネズエラ侵略。これまでもチリのクーデタに代表されるように米国はラテンアメリカの国々の政権転覆の数々に関わってきた。でも、それは表立った侵攻ではなく、あくまで傀儡勢力を使った陰での関与だから、今回の侵略行為は異常だ。ウクライナといい、パレスチナといい、ベネズエラといい、第二次世界大...
緊急声明:米国によるベネズエラ軍事侵略抗議
許すな!憲法改悪・市民連絡会(2026年1月4日) トランプ米国大統領は3日、南米ベネズエラへの大規模な軍事侵略を行い、同国のマドゥロ大統領夫妻を拘束・拉致し、幾多の市民を殺害し、同国の占領を開始したと発表した。 どのような理由であれ、いかなる国も他の主権国家に対して軍事攻撃し、その国の指導者を逮捕・連行する権利はない。私たちはこの国連憲章と国際法を蹂躙す...
〔米国労働運動〕ゼネストはもはや荒唐無稽な話ではない
アレックス・ハン(2025年12月4日) 【解説:2026年最初のレイバーノーツ誌翻訳記事はゼネストの準備を論じるアレックス・ハンの投稿記事である。この記事に注目したのは、ゼネストを挑発的な荒唐無稽な提案として捉えるのではなく、この20年間のアメリカの労働運動と社会運動の実践を踏まえて現実的な構想として提起している点にある。レイバーネツト日本国際部 山崎精一...
新年最初の「パレスチナ連帯」〜暖衣飽食の私たちと空腹の子どもたち
那須研一(杉並区学童支援員) 大晦日と元日・2日を郷里の長岡で過ごし、今日3日は吉祥寺駅前のパレスチナ連帯スタンディングに参加しました。調布のスタンディングメンバーの面々も。ドローン輸入反対のチラシをQ&Aリーフに挟み込んで配布、スピーチ、書き初め。 商店街入口の歩道脇に横断幕や墨書を並べているので、往来する人の多くは目を向けます(リーフはなかなか受...
関生弾圧を許さない!〜今年も大阪府警本部前で元旦行動
社会の右傾化に抗し、労働組合と運動を組織することが弾圧への回答だ! 報告:愛知連帯ユニオン 「労組つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」主催の元旦行動は、産別労組や地域労組、基地や原発に反対する市民団体、外国人等の人権を守るために闘う団体などの450人の仲間が大阪府警本部前に結集しました。 右傾化する使用者の下で労働組合の組織化を 集会は司会の大阪教育合同...
「文化で時代に立ち向かう」を体現したレイバーフェスタ
小泉雅英 年末に「レイバーフェスタ2025〜文化で時代に立ち向かおう」が開催され、参加した。(板橋グリーンホール 2025/12/28)以下は、その感想。 まずは本邦初公開のドキュメンタリー映画『高空籠城600日』(制作:高空籠城600日監督連帯、韓国2025年 49分)。 日本企業が、海外でどんなことをしているのか、国内にいてはなかなか見えないが、この...
〔週刊 本の発見〕『もうコメは食えなくなるのか』(鈴木宣弘)
毎木曜掲載・第417回(2026/1/1) 評者:黒鉄好 このままでは私たちは飢える! 亡国農政の実態と脱却策 ●『もうコメは食えなくなるのか』(鈴木宣弘 著、講談社+α新書、本体950円、2025年11月) ご存じ、反グローバリズム・反TPP派の論客として数多くの評論活動をしてきた鈴木さんは、「令和のコメ騒動」以降、ますます活躍の度合いが増している。 ...
レイバーフェスタ・アンケートに寄せられた感想
堀切です。 レイバーフェスタ2025、おつかれさまでした。音楽、川柳、講談、三分ビデオ等、相変わらずバラエティーに富んだ企画でしたが、「全部よかった」という声が多く、スタッフの一人として嬉しかったです。オープニングの『高空籠城600日』は、韓国オプティカルハイテックの若き労働者たちの闘いの記録。一昨年に上映した『日本人オザワ』を引き継ぐ、見ごたえのあるドキュ...
市民連合 緊急声明 : 私たちは憂慮します―歯止めなき「戦争準備」に抗して
<市民連合 緊急声明 2025年12月28日> 【高市首相の台湾「存立危機事態」発言】 高市政権は、先の「台湾発言」によって、中国との本来無用な外交的摩擦を引き起こしました。それは当然、「質問した野党が悪かった」わけでも、「中国政府の情報戦」によるものでもありません。高市氏の発言は、歴代の自民党政権も強固に共有していた外交的配慮や日中関係の歴史的文脈を踏ま...
ケアワーカーズユニオン山紀会支部の闘争報告
組合が法人に提出した抗議及び団交申入書の要求 久下格(報告) 大阪市西成区で12年間にわたって組合つぶしと闘ってきた、ケアワーカーズユニオン山紀会支部は、このたび、西成地域全体の介護労働者の組合へと飛躍するために西成支部として再出発しましたが、再出発した組合は、12月16日、拠点職場、やまき介護すてーしょんの中で最後に残ったグループホームの一方的な閉鎖を通...
〔週刊 本の発見〕『従属の代償 日米軍事一体化の真実』
毎木曜掲載・第416回(2025/12/25) 日本は米国のミサイル基地に!? 『従属の代償 日米軍事一体化の真実』(布施祐仁 著、講談社現代新書)評者:志水博子 そもそも私は「軍事」が苦手だ。関心がない。しかし、ここ数年のニュースに、そうも言っていられない気がしている。このままいけばお国の戦争に私たちは再び巻き込まれてしまうのではないか。憲法九条がことご...
第37回多田謡子反権力人権基金賞「発表会」〜12月20日に開催
久下格 夭折した故多田謡子の遺産をもとに、友人たちで運営してきた多田謡子反権力人権基金は、2025年12月20日、東京・お茶の水の連合会館で第37回多田謡子反権力人権賞の発表会を開催しました。発表会には90名が参加。受賞者には、正賞として多田謡子の著作「私の敵が見えてきた」が、副賞として30万円が贈られました。 基金の詳細は下記サイトをご覧ください。htt...
アリの一言:「戦争・ジェノサイド」の黒幕=軍需・独占企業
高市早苗首相は「台湾有事・存立危機事態」発言(11月7日)の撤回を拒み続けていますが、見逃してならないのは、そもそも「台湾有事」を喧伝して中国との対立を煽ってきたのはアメリカ政府(民主・共和両方)だということです。 アメリカは中国との国交正常化(1979年)直後に「台湾関係法」を制定し、台湾への軍事支援や武器の供与を約束しました。 その「台湾関係法」に...


















