

韓国政府が米軍艦を支援するため、ホルムズ派兵を検討していることが明らかになった。韓国国内では、すぐに反対の声が広がっている。市民団体「参与連帯」は論評を発表。「ホルムズ海峡への派兵は明らかに侵略戦争に加担するもの」だとして、「いかなるかたちであれ派兵してはならない」と主張している。
そんななか9月9日、日本でも市民たちが声を上げた。在日韓国大使館を訪ねて「ホルムズ派兵をするな」の要請行動を行ったのだ。呼びかけたのは、在日韓国民主統一連合(韓統連)と在日イラン人団体「私たちのイラン」で、韓国・イラン・日本の市民が連帯して行動を起こした。


一行約40人は、雨の中メトロ「麻布十番」駅から徒歩で大使館に向かったが、警察官が阻止線を張って規制した。大使館前に行くのを「一組5人ずつ」と制限したうえに、「ハンドマイク」の携帯を認めなかった。そのうえ「身体検査」までしようとしたので、市民たちは猛抗議して、それはやらせなかった。
群馬県から参加した人がいた。韓統連のソン議長のSNSで書きこみで知ったという。ソンさんが書いた「これは韓国のためだけでない。日本のため日本人のためでもある」という言葉に触発されたという。川柳人の乱鬼龍さんが掲げた句は「ホルムズ派兵 次は日本と思わぬか」だったが、参加者の思いはみな同じ。韓国ホルムズ派兵はすぐに日本に直結する話なのだ。


「私たちのイラン」代表のエラヘさん(写真上)は、韓国大統領宛ての要請書にこうしたためた。「2月の米軍の攻撃以降、イランでは7000人以上の市民が命を落としている。学校・病院・住宅地までが破壊されており、深刻な人道危機だ。歴史的に戦争の惨禍を経験してきた韓国国民は平和の尊さを理解しているはず。ホルムズ派兵は戦争の拡大につながる。軍事介入ではなく、外交と対話による平和的解決に尽力してほしい」と。
韓統連のソン議長はこう強調した。「アメリカの侵略戦争に加担することは許せない。トランプの狙いはまず韓国に協力させて、日本・NATOに協力に広げること。だからいま食い止めなくていけない」と。ソンさんの話によれば、韓国の反対運動は広がっていて「連日ガンガンやっている」とのこと。日本でもこれに呼応して、「ホルムズ派兵反対」の声を広げていきたいものだ。(M)


