
7月18日、共同テーブル(代表 佐高信)が主催した「平和推しフェスティバル」には、終日220人が集まり、映画・音楽・落語・川柳・ショート動画・「わいわい」トークなど、盛り沢山の文化企画が行われた。以下、お二人のレポートを紹介する。
「高市うつトランプうつ」を乗り越える力 高橋峰子
7.18共同テーブル「平和推しフェスティバル」はどのプログラムも堪能したが、参加者が積極的に関わるものが興味深く面白かった。特に良かったのがショート動画。高度な技で今の社会の課題をスッキリまとめた『Peace From Street』はじめ、日の丸弁当の梅干をグジャグジャにくずす発想に「うわぁ」とうなった『いとしき何でもない日々』、可愛いカルガモ親子の『うちの近所の平和デモ』などなど、10作品は力作ぞろい、見事だった。
さらに、予想外に感動したのがラストの「わいわい」トーク。参加者の発言で特に印象に残ったのは「誰かが泣けば心が痛む」「日本は目に見えない戦争にもう巻き込まれている」「経済が人類を滅ぼす」「排外主義が空気だけでなく制度化されてしまっている」「排外主義のカジュアル化」「日本に生まれてよかったなと思えなくなった」「自衛隊のサンダーバード化を」「国連を発展的に解消し、刀狩りして世界政府や世界警察を作ったらどうか」といった危機感あふれる本音の言葉の数々に心が騒いだ。
いいなぁ。それぞれの問題意識、興味や必要性、出会ってしまったことに、知恵を出し合い出来ることをやる。ってか、出来ることしかやれない。それでいい、それで十分だと思えて、重症化する一方だった私の「高市うつトランプうつ」を乗り越えられそうな気がしてきたのであった。
(P.S. 多彩な物品や食物販売にも目移りし、楽しかった。入口で配られたメロンパン、美味でした)
まつろわぬ民・白崎映美さんの歌沁みた 東海林 智


上々颱風の白崎映美さんの歌を久々に生で聞いて、涙が止まらんかった。ノリノリの会場で鼻すすってた(でも、そんな人は結構いた)。
白崎さんは、文化の力で日本を変えようと共同テーブル主催のイベント「平和推しフェスティバル」に登場、平和への思いを込めた歌を歌った。曲は白崎さんが組んだ東北6県ロールや上々颱風時代から歌う曲を披露。中でも湾岸戦争時に作られ、東日本大震災後に再び良く歌われるようになった「月夜のらくだは泣いているだろか」は素晴らしかった。人が起こした理不尽(戦争、原発事故など)への強い憤りと悲しみが突き刺さる。そして、「まづろわぬ民」は、その昔、朝廷にまつろわぬ(服従しない)民としての東北の民の誇りを感じさせる。強引なやり方で戦争の準備を進める権力者には、決して屈服しない……そんな思いがほとばしった。
この2曲につながるように、ビクトル・ハラの「平和に生きる権利」を高らかに歌い、代表曲でもある「いつでも誰かが」は最後のサビをこんなふうに歌った。
🎵いつでも9条がきっとそばにいる
🎵思い出してほしい素敵な9条を
東海林は白崎さんと同じく山形出身。酒田(庄内)と寒河江(内陸)の違いはあっても、仲間のように不屈の民でありたいと思った。
CD「まづろわぬ民」を買ったら白崎さんがサインをくれた。「名前は?」と聞くので「東海林」と言ったら「んね。下の名前よ」と言うので「智」と答えると「んだがぁ」とサインをしてくれた。「さどすくん江 ありがとー」って書がったっけ。頑張っからなぁ。(東海林智さんのFBより)
<公募川柳発表> 特選句「問題を可視化させたよ菓子袋」「他国より自国政府が恐ろしい」
42人・110句の公募があった。乱鬼龍・佐高信選は以下の12句だった。
<秀逸> 10句
儲からない平和を嫌う権力者 英卯蝶
AIにやってほしいね平和推し 一志
戦争の種まき平和の苗をぬき 未然乎
撒き散らす作り笑顔にうつ悪化 バターカップ
メロンパンこれが平和の味なのか 為子
耕そう平和は守るものでなし 乱鬼龍
国家とは強盗団の別名か 夜市
にたにたと富国強兵ひたひたと スカラベ
喜寿祝う話がイランへガザへ飛び 笑い茸
慰霊の日ヤジ戦死者の叫びなり かぼす
<特選> 2句
問題を可視化させたよ菓子袋 為子
他国より自国政府が恐ろしい 奥徒
ショート動画・上映一覧
01 ガザ・ジェノサイド オスロ合意の成れの果て(金成日)
02 今から30年前 忘れられない記憶(田中進)
03 左翼の旅/沖縄(中村顕一)
04 私はなぜ映画「ロンガの海」をつくったか(小西靖子)
05 海からの伝言(三木祥子)
06 今日は憲法の文化祭(堀切さとみ)
07 うちの近所の平和デモ(関昭生)
08 住まいは人権(レイバーネットTV)
09 いとしき何でもない日々(阿部尊美)
10 Peace From Street(イケガミ アツコ)
*順次、ユーチューブ公開予定です。


