9月16日、レイバーネットТVでは自衛隊のパワハラ問題を特集しました。
 まったく経験のないグローバルホーク部に異動させられ、元の部署に戻してほしいと訴えたところ、追い出し部屋に入れられた航空自衛官の田村正一さん(仮名)。グローバルホーク部にいた自衛官が辞めてしまい、人手不足の穴埋めとして田村さんが採用されたとか。でも、何の教育も研修も受けることのないまま、田村さんは心身を病んでいきました。グローバルホークはつい先日墜落してしまいましたが、莫大なお金を使ってアメリカから購入したものを、安全に操縦する技術がないことも明らかになったのです。田村さんは今、現職自衛官でありながら、国賠訴訟を闘っています。

 田村さんの他にも、裁判に訴える人は現職自衛官は増えています。海上自衛官の鈴木憲一さん(仮名)は、後輩自衛官が受けたハラスメントに耐えかねて、内部通報制度に訴えました。ところが、ハラスメントを受けた当事者と鈴木さんの両方が、警務隊に逮捕されてしまったのです。内部通報制度は自衛隊の中で保障された当然の権利であるにもかかわらず、虚偽扱いしたのです。このことの詳細を、赤旗が報じていますので、ぜひ読んでみてください。

 田村さん、鈴木さんは勇気をもって立ちあがりましたが、これは氷山の一角。そして、自衛隊の中でハラスメントをなくすことは不可能です。レイバーネットТVでも自衛官人権ホットラインの小西誠さんが訴えていたように、オンブズマン制度をつくることが早急に求められています。
 ひきつづき、関心をもって見守ってください。(堀切さとみ)

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