憲法公布日の11月3日、快晴のなか国会正門前に1万4000人(主催者発表)が集まり「主権者は私たち!11.3憲法大行動」が開催された。サブスローガンは「改憲・軍拡・差別NO!今こそいのちと暮らしを守る政治を!」だった。ステージ脇では日の丸を掲げた右翼の妨害があったが、圧倒的に跳ね返して集会は成功した。

 この日のメインゲストは、前沖縄県知事の玉城デニーさんだった。玉城さんが「沖縄県民の玉城デニーです」と話し始めると苦笑がもれた。わずか4分のスピーチだったが、とても熱いものだった。

 「1972年日本の平和憲法のもとに戻ると期待した『祖国復帰』だったが、何も変わらなかった。米軍基地の返還も遅々として進んでいない。いまは『非核三原則』見直しの話もでている。沖縄にはすでに1300発の核弾頭があるといわれているが、立ち入って確かめる手段もない。いまでも危ないのに『非核三原則』の見直しが決まることは、日本に沖縄に戦争の恐怖が持ち込まれることにほかならない。今の政権は何でも閣議決定で決めてしまい、国民の声も聞かず国会で議論もしない。だからこそいま私たち主権者は声を上げ、東京のど真ん中で堂々と主張していかなくてはいけない。戦争をさせない、戦争のきっかけをつくらせない。若い人の時代だからこそ、若い人と一緒に声をあげよう。戦争を絶対にさせない思いを日本国憲法を元に、改めて大きな大きな声にしていこう。WE HATE WAR! WE HATE WAR! 戦争反対の思いを繋げていこう!」。デニーさんが演説の最後に上げたコールが「WE HATE WAR!」(戦争を憎む)だった。聴衆からも合いの手のコールが起こり、大きな賛同の拍手が正門前に広がった。

 この日もたくさんの「マイプラカード」があった。記者の眼を引いたのは若い女性が掲げていたものだった(左)。そこには「もう21世紀だよ? 戦争なんて野蛮なことやめよ」「戦争になったら酒がのめねえ」と書いてあった。「戦争=野蛮」、そんなだれもが感じるあたりまえの感覚を広げていきたいものだ。また「戦争準備するな 円安物価高どうにかしろ」(右)は、日々切実なみんなの思いだろう。(M)