
レイバーネット恒例の夏合宿(8/22-8/23)が無事終了した。23人が参加し、緑のなか大いにディスカッションして、秋の活動にむけて英気を養った。「戦争する国づくり」まっしぐらの高市政権のひどさがはっきりするなかで、ますます「戦争反対、改憲反対」の民衆のたたかいが求められる。その一歩は、沖縄県知事選で玉城デニーさんを勝たせるたたかいだろう。
8月28日 ~ 9月12日には、デニーアクション全国応援キャンペーンが取り組まれており、東京では9月4日に「玉城デニーさんを応援しよう!」有楽町イトシア前行動がある。そして9月19日(土)の19日行動は、戦争法=安保法制が強行「成立」されて11年目の節目で、主催者は、国会正門前への大結集を呼びかけている。また反原発の拠点である「経産省前テントひろば」は9月11日に15周年を迎える。
酷暑の夏をすぎ、いよいよ「たたかいの秋」到来である。レイバーネットでは「はたらくものの情報ネットワーク」をより広げ、「アクティブ・ラジカル・現場から」の視点から、さまざまな活動にチャレンジしていきたい。レイバーネットTVも渾身の企画を準備中である。(9月の活動詳細はイベントカレンダーを参照してください)
レイバーネット夏合宿 2026:考えさせられた「私たちの人権感覚」
堀切さとみ(合宿幹事)
夏合宿は、今回で9回目になるが、みんなの力でいい企画ができた。
「かつて若者だった人たち」の集まりだった合宿だが、今回は東大生の金澤伶さんが来てくれて、若者の運動論について存分に語ってくれた。いわゆる運動がやりたかったわけではなく、〖学費値上げ〗という困難な事態に直面し、何とかしなければという思いで行動してきたという。
土田修さんによる「フランスの現状」の中で、フランスはすべての教育機関の学費が無料というので驚いていたら、金澤さんは「それが当たり前なんです」と。差別反対を言う人が上から目線だったり、「日本の人権は、思いやりに置き換えられている」という指摘は鋭かった。そういう感性が心に響いた。
バーベキュー&交流会は「肉もアルコールもちょっとでいいよ」という傾向に陥っていたが、若者の参加のおかげで足りなくなり、買い足しに走るという嬉しい悲鳴。今の若者は苦労してるなあと思いながらも、金澤さんの生い立ちなど聞くと、自分と共通する部分も多々あり、楽しい交流ができた。
二日目は乱さんの川柳講座。『生きる』『大』の宿題に、夜から朝にかけて皆、格闘する。乱さんはいつも流れるように駄洒落をいうのだが、川柳よりも駄洒落がうまくなったSさんのような人もいて大爆笑。
そして最後に、元国労組合員・久下格さんによる「労働者が三里塚闘争を闘って」。久下さんの話もよかったけれど、一方的でなく問題提起の形になっていたおかげで、それぞれ自分の生き方と重ね合わせた質問が出てくる。久下さんは関西訛りでどんな質問にも真摯に応えてくれた。
逮捕や流血が避けられなかった闘いの中で、労働者にとって職場復帰の闘いが至る所で起きた。労働組合は「農民が土地を奪われるのも、俺たちが仕事を奪われるのも同じことだ」と理解を示しながらも、闘う労働者を守らなかった。また、国家権力と対峙する人たちの中にも権力構造があったことなど。
三つの企画を通して、この国に生きる私たちの人権感覚について、あらためて考えさせられた。
毛呂山には二泊したが、やはり自然はいいな。朝5時頃、聞いたこともない美しい鳥の声を寝床できく。大地震警報の不気味な音に起こされたものの、久しぶりに深く眠れた気がする。
●夏合宿報告(根岸恵子)https://labornetjp2.org/news/260826houkoku/

